2025/10/22 13:05

こんにちは、手染め毛糸のYaoskep Yarnです。

10月は、オンラインではなく対面で手染め糸をご覧いただく機会が何回かあり、とてもありがたいと同時に私にとってのご褒美タイムとなっていました。

「編む=身体的な行為」の対局にあるオンラインでの買い物

いつも、染めた後は「私はこの糸好きだけど、果たして受け入れてもらえるんだろうか」という心配で胃が痛くなっている私。
対面では、目の前で「この色好き」「これなら何が編めるかな」とワイワイ選んでいただく皆様の姿を見ると、それだけで染め冥利に尽きる気分です。

本来であれば、編み物はオンラインの世界では感じられない楽しみを味わう世界だと思っています。
糸の質感や、編む手を動かすリズム。
手を動かすたびに、少しずつ形ができていく過程。
それはまるで、日々の暮らしの断片を一目ずつ重ねていくような感覚に近いかもしれません。

編むことを通して、自分の呼吸や心のリズムと対話しているような──そんな時間が、私にとっての“編む”の意味です。
つまりとても身体的な行為が編み物だと思っています。

一方で、その材料となる糸を選ぶのはもっぱらオンラインなんて矛盾していると思いつつ。
なかなか身近に好きな糸を選ぶ場がないのは多くの方が抱える悩みかもしれません。
(もちろん、私の住む静岡には素敵な毛糸屋さんやブランド、お店があるのですが、なかなか何度も足を運べないのが実情です)

だからこそ、対面販売という機会があることは私にとってとても嬉しいことなのです。

身体的な行為(に近しい体験)をオンラインで

とはいえ、オンラインでの手染め毛糸の販売は実店舗を持たないダイヤーにとって生命線です。
オンラインというツールがあるからこそ、たくさんの方にお届けできるわけで。矛盾をなんとなく感じながらもやはりこのオンラインショップは「手染め毛糸と出会える場」として必要です。

だからこそ、オンライン販売でも少しでも編むシーンを皆さんが想像できるよう、編み地や手触り、色の雰囲気などを言葉や写真で伝えたい。
そう願いつつまだまだ試行錯誤です。もしももっとこういう情報が知りたい!などがあればお気軽にインスタグラムのDMなどでお声をお寄せください。

なんだかまとまりがない話になってしまいましたが……。
毎日、いろんなことがありえないほど速く進んでいく今の時代。
編むときだけは少しだけ時間の流れが変わる気がします。
手を動かすたびに、心が静かになっていく。そんな時間をYaoskepYarnの手染め毛糸を通じて感じていただけたら嬉しいです。

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よろしければご覧くださいね。